①腹内圧を高める
腰の骨（腰椎）は、お腹や背中の筋肉に支えられています。 外からしっかりとサポートしてあげることで、お腹の内側の圧力が高まり、 腰を支える力が強くなります。 腹圧をサポートすることで、腰椎を安定させることができます。

②後屈(後ろに反る動き)を制限する
過度に腰を反る動きは、腰に大きな負担をかけます。 腰が反りすぎないように抑えて、自然な姿勢を保つことで、腰回りの負担を軽減します。

③仙腸関節（骨盤）を安定させる
骨盤にある「仙腸関節（せんちょうかんせつ）」がグラつくと、腰にもストレスがかかりやすくなります。骨盤まわりを適度に締めて安定させることで、腰への余計な負担を減らすことが期待できます。

腰の骨（腰椎）と骨盤はつながっていて、骨盤の傾き（前に傾く・後ろに傾く）は、腰の動きや姿勢にも影響を与えます。
本来、骨盤は“まっすぐ立てた”状態（ニュートラルポジション）にあるのが理想ですが、人によって骨格の角度はさまざまです。また、運動や日常動作では、前に傾けたり、後ろに傾けたりと、柔軟に動けることも大切です。

しかし、骨盤が前に傾きすぎると、腰が反って「反り腰」になり、腰に強い負担がかかりやすくなります。逆に後ろに傾きすぎると、背中が丸くなって猫背になりやすく、腰だけでなく背中や肩にも余計な負担がかかってしまいます。このため、骨盤の角度が大きく崩れると、腰の張りや痛みにつながります。

こうした骨盤の歪みは、長時間の悪い姿勢（座る・立つ・歩く）などのクセから、筋肉のバランスが崩れて起こることが多いとされています。だからこそ、骨盤の位置を適切にサポートし整えることが、腰への負担を軽くし、痛みや不調の予防につながると考えられています。